「筋肉痛が起こらないとイマイチ効いた感じがしない」という考えをお持ちの方もいるかもしれません。
私の中では、少し違うな...と考えています。
ピラティスは負荷をかけることが一番ではありません。

Joyのピラティスは、深層筋・インナーマッスルに働きかけて、体を整えることを大切にしています。
筋肉痛の有無だけで「効き」を判断するのではなく、
「体が楽に動く感覚」や「日常動作の快適さ」にフォーカスするとピラティスの効果を感じて頂けると思います。

深層筋・インナーマッスルとは

表面で触れることができる筋肉とは違い、骨・内臓・関節といった体の奥深くにある筋肉のことです。
赤筋といい、持久力にとっても優れていて疲れにくいことが特徴です。
なので、立ち続ける、座り続けるといった姿勢を保つ働きがあるんです。
小さな負荷で十分に働く特徴があるので、筋肉痛になるまで負荷をかけなくてもしっかり働いてくれます。
この深層筋・インナーマッスルは加齢の影響を受けにくいので、いくつになっても育てることができます。
そして、体の芯から支えてくれるので、ガチガチムキムキの体ではなく、女性らしい引き締まったボディラインを目指すことができます。

「効いている」感覚とは?

深層筋・インナーマッスルは、持久力が高く疲れにくい特徴があるので、ピラティスで強い筋肉痛を伴うことは少ないです。
ピラティスの効果は「筋肉痛」ではなく、次のようなポイントで感じていくことがオススメです。

  • 体が軽く感じる: 姿勢が整い、体がよく動けるようになると、日常生活の動きがよりスムーズになります。
    例えば、座っているときに腰が立つ、立ち上がりやすい、歩きやすい!など体が芯から支えられている感覚を感じるというご感想を頂くことが多いです。
  • 疲れにくくなる: 体が支えられることで姿勢が改善していき、歩いたり階段を上ったりするときの体力消耗が減るという実感が得られます。
    こうした日々の変化も、ピラティスの効果を感じるポイントです。
  • ふとした時に気づく:街中のガラスに映る自分の姿がきれいだった。体重は減っていないけどデニムのウエストが緩くなった。ブラトップのアンダーバストの部分が緩く感じる。など、日常のふとしたところで分かる!とうれしいご報告を頂きます。

筋肉痛がなくても効いている理由

筋肉痛は、筋肉の使い方が変わったときや、負荷を急に増やしたときに起こりやすいものです。
ピラティスでは、呼吸と共に正しい姿勢の中で筋肉を動かしていくので、運動不足の方や歪みがある方、姿勢でお悩みの方は最初は筋肉痛があることもあります。
ピラティスを続けることで、最初の頃にあった筋肉痛は減り、できるエクササイズが増えることで体がピラティスの動きに慣れていきます。
これによって、より多くのエクササイズができるようになり、自分の体の変化を実感できます。
このように、筋肉痛が少なくなっても、体力や柔軟性、深層筋・インナーマッスルがよく働くことで、エクササイズの難易度やバリエーションが増えていきます。

筋肉痛が減ることは、決して「効いていない」ということではありません。
むしろ、体の筋肉がきちんと丁寧に動けるようになり、無駄な緊張が減っている証拠です。
ピラティスでは「筋肉痛」よりも「快適な体作り」を感じることで、より深い効果が得られていると考えることができます。

まとめ

ピラティスの効果を感じるには、筋肉痛の有無にとらわれず、「体の動かしやすさ」や「姿勢の変化」に注目してみましょう。
ピラティスは筋肉痛よりも、日々の生活での体の使いやすさが「効いている」証です。

ピラティスを楽しみながら、無理なく続けていきましょう!

福岡市南区高宮・野間 
ピラティススタジオジョイ 代表Kumiko